× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
ある平日の吉祥寺駅。
久しぶりに降りた駅前は、人、人、人… 大型の薬のチェーン店、コンビニ、家電量販店、何処かで見たような街になっていた。 駅前から離れたところにある喫茶店に自然と足がむいていた。 数日前、閉店の日をむかえていたのは知っていた。 店の前のガードレールに座り、缶コーヒーを飲んでいると、トラックが停まり、店の備品を運んで行った。 マスターと、「ドナドナド〜ナ」を歌い、見送った。 何もなくなった店で、缶コーヒーを飲んだ。 「業者がはいって、跡形もなくなるみたいだよ。」とか、「あっ、壁に穴がある。」とか、たわいない話をした。マスターは、晴れ晴れした顔で、いつもより笑っていた。 次の店が出来れば、元あった店はすぐには思い出せなくなるだろう。 私は、駅前の元あった店がもう思い出せない。 25年間、此処にあった。ただ、それだけ。 しめたから、始められる。それだけだよ。 いつも口数の少ないマスターが、笑顔でそう言った。 さようなら、ベッシー。 真夏の夜のジャズ PR |
元気ですか?
驚いたでしょ?Mさんに見させてもらいました。 閉店前に、君と話した『村』のことを、よく思い出します。 常連顔が苦手な君と、無口な店主でした。居心地がよかった。二十代前半だった君と、だいぶ間は合いたけど、閉店前にまた会えた事は、ただやってきた結果かな。 また、いつか。元気で。
【2011/10/17 12:53】| | ベシ #5826b77dbd [ 編集 ]
|
|
トラックバックURL
|